basara東信
(事務所・店舗・商業施設)

株式会社荻原雅史建築設計事務所

basara東信

横浜市金沢区の金沢八景駅前に建つオフィス・飲食ビルです。駅前の再開発に伴う新たな区画割りが行われる中で計画が進められました。

駅前は、再開発で新しい中高層のテナントビル・集合住宅等が同時期に建てられる一方、少し駅から離れると昔ながらの個人営業の店舗や戸建て住宅が混在するような環境で、これから大きく街が変わっていくことを予感させました。

basaraとは日本の中世の社会的風潮や文化的流行をあらわす言葉であり、この街の空気感を現す施設名となっています。

そういった環境の中で、周囲の同様のテナントビルと一線を画しつつも、周囲から悪目立ちしないよう建築の表情をつくることが綿密に計画されました。それはすなわち建築の外部に対する内部からの発信性(視認性)と各階の内装に左右されない建築ファサードとしての統一感を出すというある意味相反するテーゼに対する回答です。

外壁と開口部をまわりの環境に合わせ慎重に計画しリズミカルに配置し、各階の層間は極限まで薄くされた水平軒によって建築に陰影の深さを与え、表情をつくりだしています。

お施主様のご希望・お悩み・課題

駅前の再開発によって周辺に新たな中高層建築が増える一方、昔ながらの店舗や住宅も残る変化の過程にある地域で、周辺のテナントビルとは異なる存在感を持ちながら、街の中で悪目立ちしない建物を求められました。また、飲食店やオフィスなど入居するテナントの用途や内装が変わっても、建物としての統一感を保ち、駅前からの視認性と長期的な資産価値を両立することが課題となりました。

ご希望・お悩み・課題への提案

駅前の新しい街並みと、昔ながらの店舗や住宅が混在する地域の特性を読み取り、周辺とは異なる存在感を持ちながらも街に馴染む建築を提案しました。外観には素材感のある仕上げを用い、シンプルな構成の中に奥行きや陰影をつくることで、長く愛着を持てる佇まいを目指しました。また、テナントの用途や内装が変化しても建物全体の統一感を保てるよう、共用部や外観に建築としての骨格を与え、駅前からの視認性と多様な使われ方への柔軟性を両立させました。

外壁と開口部をまわりの環境に合わせ慎重に計画しリズミカルに配置

外壁と開口部をまわりの環境に合わせ慎重に計画しリズミカルに配置

外壁と開口部をまわりの環境に合わせ慎重に計画しリズミカルに配置し、各階の層間は極限まで薄くされた水平軒によって建築に陰影の深さを与え、表情をつくりだしています。

ランダム配置された壁

ランダム配置された壁

ランダムに配置された壁は下階程少なく開放感があり、上階に行くにつれ増え守られた空間となります。

夕景

夕景

夕景の様子です。すぐ脇にはシーサイドラインの鉄道がとおります。

夜景

夜景

夜になると庇に設けられたスリム照明により、各階の様子が浮かび上がります。

共用エントランス

共用エントランス

共用エントランスは家形の屋根形状となっており、家に帰るような迎え入れる空間としています。

basara東信(事務所・店舗・商業施設)の情報

作者
株式会社荻原雅史建築設計事務所
所在地
神奈川県横浜市金沢区
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