prima hyadum|段差で居場所を考える住宅 ​ ​ ​
(注文住宅・新築戸建)

ポーラスターデザイン一級建築士事務所

prima hyadum|段差で居場所を考える住宅 ​ ​ ​

比較的密集した住宅地の、南と西の二面が道路に接する角地での計画です。 前面道路の交通量はさほど多くありませんが、向かいの家との距離が近く、コンパクトな敷地ゆえに、隣家との心理的な距離感をどう整えるかが、この計画の重要なテーマとなりました。

私はいつも、設計の初期段階で「要望を聞く回」「イメージを共有する回」「まとめの回」と、三段階のヒアリングを行っています。
なかでも「イメージを共有する回」は、施主が持ち寄る写真や映像を通じて、言葉にできない「好み」の正体を探る大切な時間です。今回、奥様が持参された写真を見返すと、ほぼすべての屋内写真に「段差」が含まれていました。

敷地自体は平坦な場所ですが、1階・2階の各所に少しずつ高低差を設けることで、座る、寝転ぶといった日常の動作の中で、家族の視線が自然と近くなるようなプランを検討しました。
1階・2階ともにコアを中心に配置した回遊動線としつつ、細部にはいくつかの「ギミック」を仕込んでいます。 2階の南側には、この家の「縁側」とも呼べる特別な部屋を設けています。当面は子供たちの遊び場となりますが、メインスペースとの間にカーテンを引けるようにすることで、光を取り込みつつも、外からの視線を一段階和らげる「バッファ(緩衝地帯)」としての役割を担わせています。

また、この張り出した出窓のような縁側の下部は、雨に濡れずに自転車を置けるスペースとして活用しました。さらに道路側にルーバーを設けることで、道路からの視線をカット。自転車スペースの内側には、道路に面していながらも適度な「引き」を持った、落ち着きのあるスタディスペースを配置しています。

敷地面積という制約の中で、視線の高さや空間の重なりをコントロールしながら、 随所に散りばめた段差で視点の高さが連続的に変化し、全体としてはおおらかで、各居場所で違いを楽しめる、密度のある住宅が出来たのではないかと思います。​​​

2024年
埼玉県新座市
​住宅

設計・工事監理
ポーラスターデザイン 一級建築士事務所・長澤徹

施工
株式会社宮嶋工務店・宮嶋秀孝

照明
大光電機株式会社・高木英敏・石田未央

植栽
装景NOLA・長谷川隆明

撮影
本間匠

シースルー階段

シースルー階段

シースルー階段と書斎

シースルー階段と書斎

リビングダイニングキッチン

リビングダイニングキッチン

リビングダイニングキッチン

リビングダイニングキッチン

リビングダイニングキッチン

リビングダイニングキッチン

リビングダイニングキッチン

リビングダイニングキッチン

リビングダイニングキッチン

リビングダイニングキッチン

外観夕景

外観夕景

外観夕景(アプローチ)

外観夕景(アプローチ)

外観夕景

外観夕景

prima hyadum|段差で居場所を考える住宅 ​ ​ ​(注文住宅・新築戸建)の情報

作者
ポーラスターデザイン一級建築士事務所
所在地
埼玉県新座市
貴方にぴったりの建築家をご案内 建築家紹介窓口はこちら