奈良町にある町家をコンバージョンしたブックカフェ。古民家が並ぶ街に溶け込む静かな外観ですが、一歩足を踏み入れればオーナーが旅先で集めた古今東西のアンティークや書籍、音楽が詰まった濃密な時間が流れています。そんな古いトランクの中みたいな奇妙なインテリアが、かつてシルクロードの終着駅だった奈良、地図に存在しない町である「奈良町」の町家カフェにはぴったりではないかと考えています。
外観正面。奈良市の補助金を利用して修景。アプローチは豆砂利洗い出し。
エントランスから店内。身代わり申が吊下がる軒先。
格子越しに店内から坪庭まで見通す。
厨房を納めたシンプルな白いハコが和洋や新旧が混在するインテリアに統一感を与えています。
厨子ニ階を撤去した天井高Max5.8Mの吹き抜け空間。
薄暗い鰻の寝床の先に明るい縁側と坪庭。既存のアルミサッシは撤去して木製折戸を製作。春・秋は開け放つことも可能な設えとしました。
店内見返し。
光の角度によって妖しく煌くファブリック。
棚受金具はスチール製の既製品を焼き入れしてアンティーク加工したもの。
カウンターは古今東西のアンティークと呼応するターコイズのモザイクと大判のスペインタイル。床はエイジングする無塗装の杉足場板。