都内の狭小地で、20坪ほどの土地に3階建ての家を注文住宅で建てることを考えています。土地自体は気に入っているのですが、前面道路が狭かったり隣家がかなり近かったりして、建築費がどれくらい高くなるのかが心配です。特に、木造にするか鉄骨にするか、また準耐火の仕様にすると費用がどう変わるのかなど、都会の狭小地ならではの条件がどこまで影響するのかよく分かっていません。
また、工事中の資材搬入や職人さんの作業スペースが限られると追加費用がかかると聞き、実際どの程度見込んでおくべきかも気になっています。こうした都心のコンパクトな土地で家を建てた経験がある方がいれば、どんなところで意外とお金がかかったのか、逆に工夫できたポイントなどが知りたいです。
20坪前後という狭小地であること、前面道路の狭さや隣家との距離が近さは、建築費用が高くなる要因になります。
重機や大型車両が近づけない場合、職人さんの手作業が増え、人件費が上がります。状況次第で100万円以上のコスト増に繋がるケースもありますが、敷地や周囲の状況、どのような住宅を建てるかによっても変わってきますので、現段階で「これくらい高くなる」といった断言ができないことをご容赦ください。
構造については、木造と鉄骨造では、建物の規模や仕様にもよるものの、一般的な規模の住宅で1000万円前後の差が出ることもあります。鉄骨造の方が広いスパンを取れる分、間取りや開口の自由度が上がるものの、費用面から3階建てでも木造での建築を選ぶ方が多いです。(3階建ては木造でも問題なく建てることができます。)
また、準耐火仕様の場合、そうでない住宅と比べ、耐火性能の高い建材を使用するため、100~300万円程度のコスト増となります。(住宅の規模、仕様によっても異なります)
敷地や周囲の状況、法規制などによっても大きく変わってきますので、ハウスメーカーや設計事務所に土地を見てもらい、概算見積をもらうと費用感をイメージしやすいでしょう。
購入予定の土地であれば、購入前に確認してもらうことをお勧めします。
狭小地や変形地は、広い整形地よりも割安で購入出来たり、外構工事の面積を抑えられるといったコストメリットもあります。
完全自由設計の建築家・設計事務所であれば、敷地の特性を活かし、コンパクトでも暮らしやすい、広く使える家を考えてもらえますので、よろしければ選択肢の一つとしてご検討ください。
ご希望に合わせ、狭小地を得意とする建築家・設計事務所のご案内も可能ですので、よろしければお気軽にお問い合わせくださいませ。