都内で35坪ほどの土地を購入して注文住宅を建てる計画を立てていますが、費用総額の見通しがつかず少し不安になっています。土地代はほぼ確定しているものの、建築費のほかに「付帯工事費」「設計費」「外構工事」「地盤改良」などがかかると聞き、どこまで予算に含めておくべきか整理しきれていません。特に、地盤改良やインフラ接続、駐車場まわりの外構は土地ごとに差が大きいと聞くので、どれくらいの幅で見ておくべきでしょうか。
また、建物本体の仕様をどの程度まで上げるかも悩んでいて、断熱性能や窓のグレードを上げるとどれくらい費用差が出るのかも気になります。
付帯工事や地盤・インフラまわりは土地によって差が出やすく、一般的に建物本体価格の15〜30%程度が目安とされます。
特に差が大きいのは地盤改良。不要な場合もあれば、地盤によっては200万円以上かかることもあり、地盤調査の結果によって大きく変わってきます。可能であれば早い段階で地盤調査を実施し、費用感を確認しておいた方が良いでしょう。
外構工事も工事内容や工事面積によって振れ幅が大きくなります。コンクリート面積が大きいと、100万円以上かかることも多く、塀や門柱、植栽をどうするかによっても変動します。
初期段階の見積では外構工事は大まかなものになりがちですので、余裕をもって考えておいた方が良いかと思います。
水道やガス、電気はエリアや敷地によって異なりますが、初期段階である程度の目安は確認しやすいかと思います。
建物本体の仕様、グレードは費用差が大きいものの、こちらも建築の依頼先(ハウスメーカーや工務店、建築家・設計事務所)への相談の時点で、仕様・グレード毎の費用感は教えてもらえますので、初期段階で検討しやすい部分かと思います。
全般、契約前に「付帯工事含めた総額」の概算見積を出してもらい、追加費用の可能性や費用も含めて確認しておくと良いでしょう。
特に都内は土地価格も高いため、可能であれば土地購入前に地盤調査を行い、付帯工事含めた建築費用総額の概算を確認したうえで購入されることをお勧めします。
土地購入前の地盤調査については、土地の売主さん、不動産会社さんに可能かどうか確認してみてください。