著者:タイラヤスヒロ建築設計事務所(建築家・設計事務所/千葉県)
2025-12-09更新
- 補助金
- 住宅省エネ2026キャンペーン
- みらいエコ住宅2026事業
- 新築住宅
- 長期優良住宅
◆2026年、省エネ住宅支援が新しくスタート!
みらいエコ住宅2026事業は、
断熱性能や省エネ設備に優れた住宅を建てる人を幅広く支援する制度です。
(※現時点では予算案段階のため、詳細は今後公表される予定です。)
2025年同様に、「性能の高い家を建てたい」「補助金を活用しながら賢く進めたい」
という方には必見の制度となりそうです。
◆みらいエコ住宅2026事業の“注目ポイント”
現行制度からの延長・強化が見込まれ、以下の点が注目されています。
・断熱性能の高い住宅(等級5〜6)が対象に
・太陽光発電などの創エネ設備/HEMS機器の設置(※GX志向型住宅)
・長期優良住宅やZEH水準など
・補助額は2025年より一部減額される見込み
2025年と同様に、
“性能にしっかりこだわる住宅”ほどメリットが大きい仕組みになりそうです。
家づくりの品質と将来の光熱費を同時に考えるご家族にとって、
とても心強い制度と言えます。
◆補助を上手に活用するために、今できること
2026年に新築を検討されている方は、
正式発表の前に、性能の方向性や予算イメージを設計者としっかりと固めておくことがポイントです。
当事務所でも、正式な情報をいち早く入手し、速やかに対応できるよう準備を進めてまいります。
◆各種申請の長期化に伴うスケジュール管理の重要性
現在、各種申請の審査期間が全国的に長期化しています。
・建築確認申請:1.5ヶ月~
・長期優良住宅申請:2.5ヶ月~3ヶ月以上
数年前とは比べものにならないほど審査に時間がかかり、
スケジュール管理の難易度が非常に高まっています。
背景としては、
2025年の建築基準法改正に伴う審査内容の複雑化や審査項目の増加による、
審査側の負担増が挙げられます。
当事務所はこれまでも高性能住宅の長期優良住宅申請を多く行っており、
業務内容自体に大きな変更はありませんが、
審査側の遅れが家づくり全体の進行に影響する点を強く懸念しています。
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◆タイラヤスヒロ建築設計事務所の家づくり
千葉県で注文住宅を検討されている方へ。
☑暮らしをつくる家、家をつくる想い
・断熱等級6(UA値0.46~|HEAT20 G2~G3水準)
・耐震等級3(許容応力度設計)
・C値0.7以下(気密性能/中間測定時)
・長期優良住宅対応
・一次エネルギー消費量等級6/ZEH(GX ZEHなど)対応可/BELS評価対応可
・高耐久仕様
・自然素材の活用
・日本の職人さんによる確かな手仕事を活かす家づくり
・小さな家でも快適に暮らせる設計
冬は、太陽のあたたかさを静かに抱き込む家。
夏は、庇や窓の設計が光を整え、心地よい影をつくる家。
そんな “自然の力(パッシブデザイン)” を大切にしながら、
耐震・断熱・気密・通風・日射コントロールといった性能を磨き、
さらに光熱費や維持管理費(ランニングコスト削減)など、暮らしの先々まで見据えた
“住まい全体の最適化” を行っています。
そこに欠かせないのが、
日本の職人さんが手をかけてつくる、確かで美しい仕事です。
自然素材が持つ表情や触り心地を生かしながら、
細部に宿る手仕事の積み重ねが、住まいの寿命と豊かさを支えています。
日々の暮らしが快適で、心と体に無理がなく、
十年後も、二十年後も「この家にしてよかった」と思えること。
それが、私の考える “当たり前の性能” であり、住まいづくりの “揺るぎない想い” です。
著者:タイラヤスヒロ建築設計事務所(建築家・設計事務所/千葉県)